エネルギーミックスを支える現場から─技術者たちの思い─
〜電源開発株式会社 鬼首地熱発電所〜
サイエンスライター 瀬戸 文美氏
・電鬼首地熱発電所は、電源開発株式会社の発電所で、宮城・秋田・山形の3県にまたがる地熱地帯に位置し、1975年以来40年以上、電力の安定供給に貢献してきたが、今後も長期に有効活用するため、最新設備への更新工事を行い、2023年4月運転を再開した。
・今回、話を伺った鬼首地熱発電所課長の大友友裕唯さんは、各地の火力発電所の運用管理全般を経験し、2021年から鬼首地熱発電所で建設工事の担当として、主に機械・電気設備の設計・工事管理を行ってきた。
・「地熱発電は自然を相手にするものなので、火力と比べてコントロールが難しい面がある。安全が最優先であることを常に意識して、設備の特徴を十分に理解して運用することを心がけている」と、大友さんは仕事への想いを語った。